テールランプやハイマウントストップランプのLEDが切れたり、一部が点灯しない状態は車検不適合・安全性の低下・見た目の劣化につながります。
本記事では、よくある原因と対処法、ASSY交換以外の選択肢、専門店に依頼するメリットをわかりやすく解説します。
LEDテールランプの球切れ・不点灯の原因と対処法
症状の初期段階で適切に対処することで、被害拡大(さらなるLEDの連鎖不点灯や基板腐食)を防げます。まずは代表的な原因を把握しましょう。
主な原因
- 経年劣化によるLED本体の寿命切れ
LEDは高寿命とはいえ、熱設計・使用環境・個体差で寿命が短くなるケースがあります。一粒だけの不点灯でも、同一ユニット内で同時期に劣化が進む傾向があるため、全数交換(リニューアル)を推奨する場合があります。 - 周辺電子部品の故障(ダイオード・抵抗・トランジスタ等)
LED自体に問題がなくても、前段の電子部品不良で通電できず不点灯になります。回路レベルの点検・原因解析が必要です。 - 半田剥離・接触不良
製造時のばらつきや経年で微細なクラック(半田割れ)が生じ、通電が断続。振動や温度で点いたり消えたりする症状はこの可能性が高いです。 - 水侵入による腐食
湿気・水の浸入で基板や部品が腐食し通電不良に。早期発見・乾燥/洗浄・腐食箇所修復が鍵です。重度の場合でも、現品診断のうえ修理可能なケースがあります。
- ブレーキ・ウィンカー球切れ
- 部分的不点灯
- 水侵入による腐食
なぜ一般の修理工場や販売店では“ASSY交換”になるのか
- 分解が前提でない一体構造
開閉や再シールを想定していないため、個別修理が難しくユニットごと交換対応になりがちです。 - 電子部品レベルでの診断・修理が前提外
多くの業者では回路単位の故障切り分けや再実装に対応しておらず、症状対応=ASSY交換が標準となります。
ASSY交換は「確実」ですが、高額・在庫依存・走行距離や意匠の維持が困難といったデメリットがあります。
まず試すべき対処法(ユニット交換以外の選択肢)
- 保証の確認
購入先・メーカー保証の対象かを確認。期間外でも救済対応の可能性があります。
当店の修理には2年保証を付帯しています(再発・点灯不良に対応)。 - 中古ユニットの探索
同型の中古品に交換する方法。ただし同様の経年トラブルが出やすい点には注意が必要です。 - 専門業者へ依頼(推奨)
原因解析のうえ、部品単位の修理・全数交換でのリニューアルなど柔軟に対応可能。ASSY交換より低コストで復旧できるケースが多く、廃盤品・輸入車・社外品にも対応できます。
テールランプの球切れは放置で拡大することがあります。早めの診断・修理をおすすめします。
当店(MODEST)に依頼するメリット
- ユニット丸ごと交換不要:原因解析のうえ、LED・周辺電子部品・基板レベルで修理/全数リニューアルに対応。
- 対応範囲が広い:国産・輸入車・社外ユニット・廃盤品も実績多数。
- 2年保証付き:再発・点灯不良など万一の際も無償対応。
- コストパフォーマンス:ASSY交換と比べ低コストで復旧できるケースが大半。
上記以外のケースも対応可能です。施工事例をご覧のうえ、お気軽にご相談ください。
車検に通るLEDテールランプ修理について
LEDテールランプの一部不点灯やチラつきは、車検不適合となる代表的な事例です。当店では「保安基準に適合する状態」への原状回復を基本方針として修理を行い、機能・色・光り方が適正であることを確認したうえでご返送します。
車検適合の考え方(概要)
- 色(テール/制動):赤色(尾灯・制動灯)。色替えは不可です。
- 明るさと役割:尾灯(スモール)より制動灯(ブレーキ)が明るいこと。発光面の均一性が重要です。
- 点灯状態:常時点灯(尾灯)・制動時点灯(ブレーキ)が正常に作動すること。チラつき・部分消灯は不可。
- 点灯パターン:制動灯・尾灯のアニメーション点灯は不可(流れる点灯は方向指示器のみが対象)。
- 外観・状態:レンズ割れ/水侵入/発光部の遮蔽(過度なスモーク等)は不適合要因になることがあります。
※本項の基準は「道路運送車両の保安基準」に準拠した一般的な考え方です。最終判断は検査機関・検査官により異なる場合があります。
当店の「車検適合」を意識した修理方針
- 純正同等仕様での復旧:LED色・点灯動作が純正相当となるよう、LED・周辺部品を選定・実装。
- 全数交換(リニューアル)にも対応:部分交換では再発が懸念される場合、バックライトの全数交換をご提案。
- 点灯・機能確認:尾灯/制動灯の明暗差・発光面の均一性・チラつき有無を検査してからご返送。
- 状態原因に応じた是正:半田剥離・接触不良・周辺部品故障にも回路レベルで対応(再発リスク低減)。
- 2年保証:修理後は2年間の保証付き。不具合再発時は無償対応します。
よくあるNG例(要ご注意)
- 尾灯(スモール)が暗すぎる/制動灯との明暗差が不足している
- 部分的な“歯抜け”発光やチラつき・点滅
- 過度なスモーク加工により発光が視認できない
- 制動灯のアニメーション点灯(流れる演出など)
※社外ユニットの仕様や過度な外観カスタムが原因で、構造的に保安適合が難しいものは、修理後も車検非適合となる場合があります。現品確認のうえ、可能な範囲を事前にご案内します。
「車検に通る状態に戻したい」— 最適な方法をご提案します。
まずは症状写真(点灯状態)と車種・ユニット情報をお送りください。
施工の流れ・納期について(全国対応・宅配OK)
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- 1.LINEまたはフォームでご相談
- 症状・車種・希望内容などをお知らせください。
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- 2.対象部品の取り外し・発送
- お客様ご自身で取り外した部品を当店へご郵送ください。
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- 3.到着後、施工・検品
- 不具合箇所を解析し、LED打ち替え・修理を行い、点灯確認を実施します。(通常2~4営業日)
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- 4.完成品をご返送
- 施工完了後、検品を経てお客様または店舗様へご返送します。(納期目安:2~4営業日)
- より詳しい流れや店舗持ち込みの流れについては、納品までの流れページの配送プラン(基板を郵送)をご希望の場合をご確認ください。
持ち込みプラン(車両を預ける)をご希望の場合はこちら
部品の取り外しが難しい場合は、提携ショップのご紹介も可能です。詳しくは、以下のページをご確認ください。
よくある質問(FAQ)
ハイマウントストップランプも修理できますか?
はい、テールランプ同様にLEDの球切れ・不点灯の修理に対応しています。ハイマウントストップランプ修理もご参照ください。
社外品・輸入車でも対応可能ですか?
可能です。廃盤・海外仕様など入手が難しいユニットも、現品解析のうえ修理対応できるケースが多数あります。
水が入って基板が腐食しています。修理できますか?
腐食レベルによりますが、洗浄・補修・部品交換で復旧できる場合があります。まずは写真や現品診断をご依頼ください。
修理後の保証はありますか?
はい。修理後は2年保証を付帯しています(再発・点灯不良などに対応)。